禅寺である福井県永平寺の貫主である宮崎奕保禅師が老衰のためお亡くなりになった。
106歳だった。
何年か前にNHKでドキュメンタリー番組が放送されたので知っている人も多いかもしれない。
このお寺の食事は精進料理(で有名)なので、僕の知る限り
菜食主義者としては最高齢者。
お疲れさまでした。
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座禅一筋 精進の人生 宮崎貫首死去
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=2799 「仏教は教えだが、それは実行するためにある。仏道を実行することが一番大事だ」。大本山永平寺8世紀の歴史の中で、最も高齢だった宮崎奕保貫首(106歳)は座禅一筋の人生だった。「厳しさと柔和な心を感じさせ、大きな岩みたいな印象」(中村典篤侍局)を抱かせた人柄。その生きようが、曹洞宗の僧侶約3万人と多くの信徒を導いてきた。
宮崎貫首は1901年に兵庫県加西市に生まれる。10歳のとき、父を病気で亡くし、同市内の寺に引き取られ修行が始まる。それから禅の世界を生き抜いた。93年から約15年にわたり、永平寺の頂点に立った。
記者会見した松崎昭元副監院は「厳しく、近寄りがたい仏様のような人。何もおっしゃらず、自分の身をもってあるべき姿を示す人だった」と振り返った。
また宮崎貫首のそばに長年仕えた中村侍局は「とにかく人間は横着をしてはいけないとおっしゃり、『邪魔くさい』という言葉が一番嫌いだった。座禅が命。私が風邪を心配して坐堂(ざどう)に行くことをとどめることも、ご法度に近かった」と、その人柄について本紙の取材にこう話していた。
記憶力が素晴らしく「そのときそのときを一生懸命に生きているから覚える」と中村侍局に語ったという。
昨年1月、永平寺新春拝賀式では「座禅を続けさらに精進してまいりたい」と105歳の決意を示した。座禅をすればよき人になるという道元禅師の教えを徹底的に実行してきた証しだ。「人間は名誉とか地位とか見えとかわがままとか、そんなもんでいっぱい。欲は克服するすべを覚えんといかん。それが座禅だ」。座禅一筋の人生だった。
生涯独身として生きた宮崎貫首。肉は一切食べず、朝はおかゆ、昼は普通のご飯、夜はつけ汁のうどんなど規則正しい生活を送った。
60代後半に肺結核にかかり、生死の境をさまよった。約3年にも及ぶ入院生活。片方の肺の機能を失ったが、そのときもベッドで座禅をしたというエピソードもある。
著書に「若き仏たちへ」「髪を断じる」などがある。「初めはまね事でいい。まねを一生続けたら本物になる」「平気で生きていることは難しい。ただ生きるんだ」。106年の人生の真理。数多くの言葉を残した宮崎貫首の語り口はぼくとつとしていたという。